SIあそびへのいざない

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News
2024年のスタート!
みなさまに新年のごあいさつを申し上げます。
新しい年を迎えましたが、依然として、世界から戦火は消えません。戦争は子どもたちのいのちも未来も根こそぎ奪っていきます。そして年明け、能登・北陸を震災が襲いました。被災されたみなさまに心からお見舞い申し上げます。
波乱を予感させる時代、「自ら考え、自ら答えを出す頭脳を育む」ために、今年も力いっぱい取り組んで参ります。
どうか、お力添えのほどお願い申し上げます。
ギルフォードSI教育『SIあそび』研修センター
                代表 白濱 洋征
       ギルフォード幼児教育の                              
 会長 岩田 紀生
なお、(1)第40回『SIあそび』教師研修全国大会(2)令和6年度九州地区、北海道地区夏季合同研修会(3)令和6年度『SIあそび』春季初任者研修会の日程はじめ詳細につきましては、1月下旬にお知らせいたします。


2023年
初任者研修など全国での研修、講演活動が本格化しています。
3年余りにわたるコロナ・パンデミックによって研修活動にもさまざまな制約が生じ忸怩たる思いで過ごしておりましたが、ようやく全力で活動できる状況となり、全国各園のご要請を受け、みなさまのお力添えの下で初任者研修はじめ研修、講演活動を活発に展開できるようになりました。
こうしたなかで、鳥取県・倉吉幼稚園の園長先生はじめみなさまの日ごろからの取り組みが実を結び、倉吉市立成徳小学校における「Siあそび公開授業」という注目すべき幼小連携」の取り組みもおこなわれ、心励まされる反響をいただきました。
本年3月以降の、代表・白濱洋征の研修、講演活動などのページ、2023年『SIあそび』初任者研修会、講演活動から(その1)および(その2)を新たに加えました。クリックしていただくとページに遷移します。ぜひご覧ください。
2023年がスタート!
新しい年がはじまってすでに3月。
みなさまにはお忙しくお過ごしと推察いたします。
昨年からFcebookLiveで代表・白濱洋征が「SIあそび」について、あるいは幼児教育、子育てについて語っております。
以下のサイトでアーカイブ動画をご覧になれます。興味深いトッピック、お話が満載です。どうぞご視聴ください。


残暑お見舞い申し上げます
 
 コロナ禍による二年にわたる中断を経て第7波のコロナ感染症拡大の中、第38回『SIあそび』教師研修全国大会(7月30日~31日千葉県船橋市 弥生保育園 生田邦彦理事長・小野さなえ園長)、北海道地区合同研修会(7月25日~26日札幌市 ひかり幼稚園 村田修一園長)、九州地区合同研修会(83日~4日福岡市 ツルタみとま幼稚園 大野美保子園長)を開催いたしました。
 守屋淳(北海道大学大学院教授)木村知義(元NHKアナウンサー)丸野俊一(前九州大学副学長)の先生方に特別講演をお願いいたしました。
 不安と混迷の時代の中で「自分で考える頭」「創造的な頭」を育てる『SIあそび』の意義と役割をかみしめています。
 猛暑の中どうかご自愛のほどお祈り申し上げます。
                     令和4年8月10日
     ギルフォードSI教育『SIあそび』研修センター
                    代表 白濱 洋征
追伸、Facebook SIあそび』のへのいざない」で検索していただくと、FacebookLiveで配信している白濱洋征・木村知義の対談をご覧いただけます。ぜひご視聴ください。
また、第38回『SIあそび』教師研修全国大会における配布資料冒頭の「ごあいさつ」を研修開催ご案内ページに掲載いたしました。合わせてご覧ください。

 
『SIあそび』教師研修全国大会
  および北海道地区、九州地区合同研修会のご案内
 毎夏実施園の教師が一堂に会して学び合う本大会は、コロナ感染症の拡大で2年間にわたって中断を余儀なくされましたが、各地の先生方の強いご要望もあり、万難を拝して今年度は開催することにいたしました。
 
 今大会は「あらためて『SIあそび』とは~子どもの学びと育ちを支える教師のあり方~」をテーマに学びを深めたいと存じます。研究保育は千葉県船橋市弥生保育園(小野早苗 園長)に担っていただくことになりました。公開保育のみならず会場設営に至るまで、社会福祉法人あけぼの会生田邦彦理事長先生には多大なご尽力をいただきました。あらためて感謝申し上げます。
 
 また今大会では『SIあそび』創設以来、ギルフォード幼児教育の会会長として実施園の先頭に立って『SIあそび』を牽引していただいた岩田紀生先生(甲府市岩田学園学園長)に特別講演をお願いいたしました。
 依然コロナは予断を許さない状況ではありますが、多数の方々のご参加をお待ちしております。
 日程など詳細はご案内ページをご覧ください。

また、北海道地区九州地区の夏季合同研修会の開催についてもご案内ページに掲載いたしました。
 北海道地区は札幌市 ひかり幼稚園(村田 修一園長)に研究保育をはじめ種々のプログラムを計画していただきました。深く感謝申し上げます。
 九州地区は、 ツルタみとま幼稚園(大野 美保子園長)に開催について多大のお骨折りをいただきました。あらためて感謝申し上げます。
 両地区とも、多数のみなさまのご参加をお待ちしております。日程、内容など詳細はご案内ページをご覧ください。

令和4年度初任者研修会がスタートしました。
園児との保育をリアルタイムで参観していただきながら行なう研修会は、オンラインによる研修会と違って課題に取り組んでいる一人ひとりの様子が眼前に展開されて、講義の内容がより具体的に深まると感じます。研修の様子などの写真とともにご覧ください。また、3月以降の予定についても掲載しています。

令和4年度『SIあそび』初任者研修会 日程について
 厳しい寒さが続いておりますが、先生方にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 日頃は格別のご厚情を賜り、厚くお礼申し上げます。
 さて、オミクロン株の急速な拡大は予断を許さない状況ではありますが、新年度に備えまして、初任者研修会を日程ご案内ページ表記のとおり開催いたします。
 この研修会は、『SIあそび』に初めて携わる先生方を対象に行われるものです。従って、講義内容等、あくまでも初任者を中心に進行いたしますが、昨年参加できなかった先生方やより多くの先生方のご参加もお待ちしております。

新年おめでとうございます
創造」「探求」「協働」
コロナ後の教育のキーワードです。

 『SIあそび』は「自分で答えを出す頭を育てる」即ち子どもの主体的、自立的態度を培う幼児教育プログラムです。
 今日的課題をますます担っているという自負のもと今年も前進して参ります。
「教師研修全国大会」「北海道地区合同研修会」「九州地区合同研修会」「全国16地区初任者研修会」の研修日程につきましては、1月上旬にお知らせいたします。
昨年12月からFacebookで『SIあそびへのいざない』を立ち上げました。またオンライン研修も行っております。
 一層のお力添えをお願い申し上げます。
令和4年元旦
ギルフォードSI教育『SIあそび』研修センター
代表 白濱 洋征


2021年7月15日
東京に4度目の緊急事態宣言が発出されました。諸般の事情を熟慮の上で、東京で開催を予定していた第38回『SIあそび』教師研修全国大会は開催を断念せざるをえなくなりました。各園、関係のみなさまのご賢察、ご理解をお願い申し上げます。
2021年6月30日
第38回『SIあそび』教師研修全国大会および令和3年度北海道地区『SIあそび』夏季合同研修会開催案内を掲載しました。
いずれも昨年度は新型コロナパンデミックにより開催を断念せざるをえなかったものですが、本年度はみなさまのご要望と開催園のひとかたならぬご尽力によって開催の運びとなりました。詳細については掲題ページをご覧ください。
2021年5月22日
『SIあそび』初任者研修会、全国11地区で開催!
コロナ禍で昨年度中止を余儀なくされた各地区での『SIあそび』初任者研修会を、今年度は、緊急事態宣言が解除になった合間をぬって3月1日から4月6日まで全国11地区で開催することができました。
「全国各地での研修から」ページに研修の様子を掲載しました。ご覧ください。

2021年4月24日
日々是「SI」~白濱洋征のつぶやき~に文化の力奪うオンライン」を掲載しました。ぜひご一読ください。

2021年2月24日
令和3年度初任者研修および夏季全国大会について日程など詳細が決まりました。お知らせのページを新たに設けましたのでご覧ください。
なお、すでにご案内を差し上げた325日(木)26日(金)29日(月)のZoomによるオンライン研修会YouTube配信に変更いたしますので、詳細をご参照の上、ご理解の程お願い申し上げます。

2021年2月8日
「SIあそび」研修センター代表白濱洋征が、保育・幼児教育、子どもたちの現在など、日々思い、考えることを短く記す
「日々是「SI」~白濱洋征のつぶやき~」
ページを新たに設けました。どうぞご覧ください。
2021年1月31日
「SIあそび」研修センター代表白濱洋征の研修日誌を「全国各園での研修から」ページに掲載しました。ご覧ください。
2021年1月26日
Onlineによる研修をスタートさせました。
1月15日(金)午後1時半から4時まで「SIあそび」研修センターと横須賀市湘南栄光幼稚園(蛭田道春園長)とを結びオンラインによる研修会を実施しました。
例年は同園の公開保育に合わせて講師が直接出向き、実際の保育を振り返りながら授業分析を行っていますが、折からの「緊急事態宣言」を受けてオンラインで行うことになりました。
研修内容は保育の振り返りではなく、これから行う予定の単元を教師がどのように取り組むのか、教師自身が作成した指導案を基に用意された導入教材の検討や発問へのアドバイス、予想される園児の行動への対応等をディスカッションしながら学び合いました。大きなトラブルもなく順調に進み、今後の研修会のあり方に大きな期待を持たせるものでした。
オンラインによる研修会の問い合わせが各園からも寄せられており、今後本格的に実施していく予定です。
2月17日(水)には浦安市吹上幼稚園の母親講演会をオンラインで行う予定です。
*オンライン研修ではZoomを使っていきます。
2021年1月5日
年頭のごあいさつ
 新年おめでとうございます
 沈静化の見えないパンデミックの中で新しい年が明けました。100年に1度の危機は一国だけでは解決できないグローバルな課題であること、世界全体で「人間の安全保障」を構築していくことがコロナ禍を乗り越えるカギであることを私達は改めて認識しました。
 「病気は全ての人々に伝染していきますが、この病気を克服するためには『勇気』がすべての人に伝染しなければなりません。勇気とは他者を仲間だと思うこと、即ち協力しあうこと、何事も悲観主義ではなく前向きにとらえること、そして人生の意味を自分で探すこと即ち自分の考えを持つこと、まさに今ここを生きる勇気です」(アドラー・岸見一郎)
 かつてSI理論(structure of intellect 知能構造論)提唱者J.Pギルフォードは「問題解決能力と創造性」こそが、世界の困難な問題を解決する道だと述べました。
 私たちは今一度『SIあそび』の原点に立ち返って新たな使命に向かって歩いて参りたいと存じます。
 「課題に熱中し試行錯誤しながら解決の糸口をみつけ最後までやり遂げる」その経験を何度も経験することでいろいろな角度でものを考え、課題から逃げないで前向きに、ポジティブにとらえる創造的思考力が身につく、それがSIあそびの目指す、育てていきたい子ども像です。それは最新の脳生理学が述べる「ドーパミンサイクルをつくり上げる」ことでもあります。
 子どもが主体的に課題に取り組み、興味の持続が集中の持続につながり熱中するためには一人一人の意欲を引き出す教師の指導力がどうしても必要になってきます。
 「教える」のではなく「引き出す」ことは、教師自身の子ども観や、自らの保育を常に問い返す問題意識=子どもと共に育ち合う姿勢=が必要になります。「常に学ぶ者こそ子どもを教える権利あり」という言葉があります。私たちが教師研修に最も力を入れるのはそのためです。
 本年はオンライン配信による研修会を計画中ですが、目下体制整備に取り組んでおり、今月中には具体案を発表致します。また、例年開催しております全国15地区に渡る初任者研修会や、全国研修大会、地区合同研修会も開催を前提にコロナ感染症の推移を見極めながら具体的な日時をお知らせ致します。
 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

2020年12月25日
SIあそび』1月号の改訂原稿をお届けします。
 今年も残り少なくなりました。
 厳しいコロナ禍の中、この一年『SIあそび』をお支えいただきましたこと、心から感謝申し上げます。
 さて、標記の原稿をお送りいたします。コピーして担当教諭にお渡しいただきますようお願い申し上げます。今年は直接実施園にお伺いして研修の機会をもつことができませんでした。『SIあそび』は教師の指導力をまってその効果が発揮されますので、教師研修が果たせなかったことを残念に思い、申し訳なく存じます。来年度は本年の経緯をふまえて以下のように研修計画を立てました。今後もコロナ感染拡大が依然として予断を許さない状況にありますが、指導あっての『SIあそび』という視点に立って可能な限り実行していく所存です。
 今後とも変わらぬご支援の程よろしくお願い申し上げます。
全体研修会
 SIあそび』教師研修全国大会
  東京オリンピック、パラリンピックの開催状況ふまえて
  日程、開催地(会場)などを決定します。
 北海道地区・九州地区・中部地区合同研修会
  日時、会場を1月中旬にご連絡します。
 初任者研修会(全国16地区)
  日時、会場を1月中旬にご連絡します。
  2月下旬~4月上旬実施の予定です。
園内研修会
 ご要望に応じて各園にお伺いします。
研修会のオンライン化
 合同研修会や各園毎の対面型の研修会と併せてオンラインに
 よるウェビナー形式の研修の実施・拡充を目指します。
 1月中には具体案をお示しできるよう鋭意準備を進めます。

2020年10月30日
令和2年度「宮崎地区初任者研修会」開催のお知らせ
日時:令和2年11月6日(金)9:30~16:30
会場:天竜保育園(佐々木智子園長)*宮崎県都城市
講師:白濱洋征
9:30    受付
9:45~10:10   オリエンテーション
10:10~11:00 〈観察〉公開保育
        年中(FJ)「おひさまと3つのやま」
11:00~12:00   〈講義〉「SIあそび」のねらいとねがい
13:00~14:30   〈講義〉「導入を中心に」
14:45~16:15   〈講義〉「展開を中心に」
        多様な子どもと「SIあそび」
        ~子どもの「発達」をとらえる~
16:15~16:30   〈ふりかえり
2020年10月26日
SIあそび』年少・年中・年長 11月号指導の手引き改訂原稿をお送りします。
厳しい残暑の長い夏が終わりを告げ、すぐ近くに冬の気配すら感じる頃となりました。
いつも『SIあそび』をお支えいただき感謝申し上げます。
標記の改訂原稿をお送りいたします。
『SIあそび』の指導がよりスムーズに、また子どもたちにとっても楽しいものになるようにとの思いで編集しておりますが、お気づきの点など忌憚のないご意見をお寄せいただければと存じます。
10月に入って各園での教職員研修会や母親講演などを開催できるようになりました。マスクやフェイスシールドの着用、ソーシャルディスタンス等、細心の注意をはかりながら臨んでいます。
また実施園の皆様から強い要望もあって、母親講演の「動画」や授業分析などの「動画」も編集・作成を計画中です。
ご希望に応じて実費でお送りいたしますので、ご相談ください。

2020年8月14日
「SIあそび」研修センター代表の白濱洋征が8月2日から4日にかけて北海道・釧路、帯広に出向き講義、研修に当たった報告を「全国各園での研修から」ページに掲載しました。ぜひお読みください。

2020年8月7日
残暑お見舞い申し上げます。
『SIあそび』教師用指導書9月号改訂原稿をお送りします。
新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからない状況に加えて、猛暑の中、全国各園の先生方には幼児教育にご専心のことと心から敬意を表します。日頃は『SIあそび』に一方ならぬご厚情を賜り深く感謝申し上げます。
標記の改訂原稿9月号(年少・年中・年長用)をお送りします。また「『SIあそび』の指導のあり方」も併せて同封いたします。本文書はホームページにも掲載しておりますが、特に新任教員のみなさまには是非コピーしてご活用いただきたくお願い申し上げます。
なお、授業分析や講義録等をDVDにして実費頒布を計画しております。完成次第ご連絡いたします。
コロナ渦と猛暑でみなさまにはことのほか厳しい夏とは存じますが益々のご自愛の程お祈り申し上げます。
<事務所は8月8日~8月16日 夏期休暇となりますのでご理解ください>

2020年7月20日
7月17日、千葉県船橋市の中山あけぼの保育園で姉妹園4園合同の研修会が開催され、代表の白濱洋征が講演しました。「全国各園での研修から」のページをご覧ください。
2020年7月12日
「SIあそび」実施園のみなさまへ
        「SIあそび」研修センター 代表 白濱洋征
 この度の記録的な豪雨で被害に遭われたみなさまに心から
お見舞いを申し上げます。
 一昨日、最も被害が甚大だった球磨川流域熊本県球磨郡あさぎり町摩耶幼稚園の森本裕二園長に電話がつながりました。
 同園は仏教保育を理念とする園児30人の認定こども園です。「SIあそび」も30年になります。幸いに園庭が水浸しになった程度で床上浸水など直接の被害はなかったそうですが、道路が至る所で寸断されていて、九州高速道の人吉インターが唯一の交通要路とのことでした。また町の一部はまだ断水が続いているとのことです。
 「園は大丈夫です。ご安心ください。」と明るく元気な園長先生のお声に逆に励まされました。浄土真宗の「まことの保育」と「SIあそび」の理念は一体だとする先代理事長先生の熱い思いで、今日まで実践を続けてこられました。遠隔地でなかなか研修にもお伺いできないのですが「今年こそは研修にお伺いします」と、お約束しました。
 鹿児島県志布志市・志布志幼稚園、安楽保育園、大崎町・大幼稚園、鹿屋市・鹿屋第一幼稚園、さつま町・旭保育園、南さつま市・内山田保育園、宮崎県串間市・こばと幼稚園、福岡県久留米市・久留米純心幼稚園、久留米育英幼稚園、福岡県大川市・三又幼稚園、河川の氾濫が報じられた地域の実施園のみなさまに改めてお見舞い申し上げますとともに、大過なきことをお祈り申し上げます。

2020年7月10日
全国各園での研修、再始動!
緊急事態宣言が解除されて、全国各園での「研修」が再始動しています。新たなページ「全国各園での研修から」を設けました。白濱泰一郎の報告をごらんください。
2020年7月5日
SIあそび』教師用指導書改訂版について
ギルフォード教育研究所(本部)からコロナ感染症拡大の影響で(刷成原材料の外国からの調達の遅延)指導書の刊行が大幅に遅れるとの連絡がありました。
指導の現場を担う先生方に一日でも早く指導書をお届けしたいとの思いから、「改訂原稿」の状態でお送りすることにしました。冊子の巻頭に「『SIあそび』指導方法」として活動の流れに即して指導の重点が述べてありますので併せてご参照のうえご活用下さい。
2020526
 新型コロナウイルス禍と向き合って
 新型コロナウイルス感染の広がりによって「SIあそび」と取り組む全国のみなさまとお会いできない状況が長く続きました。この間、こどもたちと向き合い「SIあそび」と取り組む熱情を絶やすことなく、力強く歩まれているみなさまに、心からの敬意を表します。ようやく全国にわたって「緊急事態宣言」が解除されましたが、依然として感染リスクが残るなかで、新たな道を模索しながら歩むことになりました。みなさまにお会いして、こどもたちと楽しく「SIあそび」に取り組む日が、1日も早く来ること願いつつ、こどもたちとみなさまのご健康を心からお祈り申し上げます。
202041
新しいオフィスのお知らせ
 このたび、東京・千代田区神保町にオフィスを移しました。神田・神保町の書店街の一角です。お近くにお越しの節はお立ち寄りください。
*「CONTACT US」ページの地図をご覧ください
SIあそびとは
「S I あそび」とは 、創造性教育の先駆者、J・Pギルフォード博士(南カリフォルニア大学名誉教授・元全米心理学会会長)の知能構造論(Structure of Intellect・SI理論)を幼児教育に応用した教育プログラムです。幼児期から「自分の頭で考える」習慣をつけること、認知、記憶、拡散思考、集中思考、そして評価など多様な頭脳の使い方を体験することで、問題解決力と創造的思考力を育む教育活動です。独自に開発された「SIあそび」のプログラムによって、いまの時代に、そして未来に向けて、もっとも必要とされる「考える力」と創造性に富む「問題解決能力」を育むことをめざしています。
代表ごあいさつ
 いのちは「密閉」された母体という安全で安心な空間の中で羊水に身をまかせながら生れ出る瞬間を待ちました。

 いのちは、母親との「密接」な関係の中で、オンブやダッコや添い寝の何千回の繰り返しの中で、自分を愛してくれる人の存在を知り、それはやがて自分を信じる力になりました。

 いのちは、お母さんとボク・ワタシ、お父さんと、きょうだいや祖父母と、そして何よりも友だちとたくさんの「密集」(ふれあい)を重ねて、この世の中はすてきなことがたくさんあって、人と交わることのよろこびや人と協力しあわなければならないことや、人とおりあいをつけることの知恵を学びました。
 人間は人と人との間に生きています。「人」という文字はお互いが支え合うという形です。コロナウイルスは、人が集い,ハグし、語り合うことを遮断しました。
 
 
 長年、子どもや先生方と直接お会いして親しく交わりながら共に学び続けていた私どもにとって「誰とも会ってはならない」という今回の新型コロナウイルスにかかわる「緊急事態宣言」は大変つらいものがありました。
 保育という仕事は「三密」そのものであり、そのことなしに「ヒトは人になれない」という私どもの心の叫びでもあります。
 私どもを40年もこの「SIあそび」の活動に駆り立てたものは何だったのか、それはとりも直さず、課題に取り組む子どもたちの熱中する姿でした。時として放り出しそうになりながらもまた課題に向き合い挑戦し、苦心の末に課題を自力解決できた時の満面の笑み。それは人間の尊厳そのものです。そしてそれは全国どこの園に行っても同じ光景が繰り広げられるのでした。しかも40年来変わらぬものです。
 「好きなあそびに熱中し没頭する」そのことを最新の大脳生理学では「ドーパミン・サイクル」と称し、それを子どもに十分に体験させることが、本当の頭のよさをつくるのだと言っています。
 私どもの仕事は設定保育という枠組みを活用しながら(人間は一人ではなかなか学べないところがあり、誰かがやっているからこそやるという側面があります。また親子では知育は対応が難しいのです)一人ひとりを「自分の頭を使って答えを出す」営為に導くことであり、そのことを通して物事を「多面的に柔軟にとらえ考える習慣」をつけることです。それは専門性を持った人間しかできないのではなく、誰がやっても同じ結果(子どもが熱中し集中する)が出てくるしくみを皆に伝えることでした。子どものやる気を引き出し、集中力を引き出し、探求心を引き出し、判断力(自分で考え、自分で決めて責任をとる)を引き出し、最後まであきらめない持久力を引き出す方法を「一般化」したのです。
 ここで言う「一般化」とは、子ども一人ひとりの個性や多様性を尊重しながら、指導のやり方や進め方を共有し、平準化を行うためのものです。つまり、誰がやっても同じ結果が出てくる仕組みをつくることです。それは「自分の頭で考える力」を育てる(自立力)ことと、共に協力して生きていく力(共存力)を培うという子育ての目標(自立への援助)をしっかり持って、子どもひとり一人を大事にする(相互尊敬)、子どもひとり一人の強さを信頼する(相互信頼)、共に協力しあうという教育観をお互いのものとしながら共に歩んでいくことです。
 「SI理論(Structure of Intellect)」の提唱者JP.ギルフォード博士(1897-1987)は従来の学校教育の内容が認知・記憶の育成に偏り過ぎており(認知的教育)、拡散思考(アイデアを思いつく、発想する、既成の価値観にとらわれない思考の柔軟性)をもっと重視すべきだ(非認知的教育)と主張してきました。「問題解決能力」と「創造的思考力」が今こそ必要な時代だと痛感いたします。
 みなさまと手を携えて「SIあそび」の一層の深化と展開を目指して、共に、歩みを進めたいと考えております。
                                                            
SIあそび・指導入門へ 
  ギルフォードSI教育・『SIあそび』研修センター代表 白濱洋征
子育ては”おとな”育てから
代表の白濱は、同時に、全国各地、各園で保護者、とりわけ「母親」のみなさまへの講演、相談活動を重ねています。「子育て」はおとなが学ぶことから始まります。
共育ということ
SIあそびは、進化する
共育を幹に据えて、幼児教育に携わるすべてのみなさまと手を携えて、未来をつくる。そのために「SIあそび」にかかわる考え方、方法論を語り、伝えることに全力を尽くします。「teach」に責任を持つことで、みなさまから学び、さらに深め、共に進化をめざします。
学ぶことは生きること
ひとは学びながら成長していきます。子どもたちは人とふれあい、人とつながり、人との関わり合いの中で発達、成長します。すべてが同じであるのではなく、ちがうことを大切にしながら。学ぶことは生きること、いのちを大事にすること。豊かに、みずみずしく生きる子どもたちへ!
あそびの喜び、あそびの感動
「子どもがあそんでいるというのはすごいこと。自ら喜んで”変わっている”ということ」(大田堯)「あそび」のなかで子どもたちのすばらしい感性と創造的な思考力、そして表現力の豊かさを発見する。「SIあそび」はそんな空間を創ります。
上から教え諭す教育ではなく共育へ
代表の白濱洋征が近しく導きを得た故大田堯先生(東京大学名誉教授、元日本教育学会会長)が生涯問い続けた「教育とは何か」の原点に息づく思想です。子どもたちと共に考え、共に学び、共に育つ。SIあそびは、なによりも共育を大事にします。
SIあそびへのいざない
info@siasobi.com
©共育舎(ギルフォードSIあそび)
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